私が以前に勤めていた鉄道会社は昭和６２年に国有公社から民間会社になりました。民営化され色々な民間経営の手法が取り入れられ、そのひとつとして、事業の多角化と職場の活性化を目的として社員からベンチャー企業化のためのプランを募集していました。そこで、平成４年に私ほか２名が「産業用無人ヘリコプターによる空撮事業」化の提案を行い、これが採用されて平成６年に事業化が決定して関連事業として開業しました。
しかし、この頃は日本経済がバブル崩壊の不景気な時期で当初予想した受注がとれない事と、当時の運輸省への事業認可申請にあたり旅客輸送を主体とする会社が無人ヘリコプターの使用を事業とするのは不適当との経営判断により平成８年に廃業となってしまいました。
その幻となった空撮事業の営業に使用したパンフレットが残っていましたので紹介します。
